【Camera】入門4.絞り値(F値)について - web design lab
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【Camera】入門4.絞り値(F値)について


【Camera】入門4.絞り値(F値)について

こんにちは(・∀・)

Web制作番外編、今回はカメラの絞り値(F値)についてです。

絞り値(F値)って?

絞り値(F値)とはレンズを通した光がカメラのセンサー上に写しだされる光の量の値のことです...。って

もうすでに何言ってるのかよくわかりませんねw

写真を撮る状況は様々です。明るい外だったり薄暗い部屋の中だったり、昼間のときもあれば夜のときもあります。写真を撮るときに一番重要なのは光の量です。その光の量を調節するのが絞りです。

レンズの中にはまぶたの様な装置があり、それを使って目を見開いたり薄目にしたりと撮影シーンによってレンズを通る光の量を調整しながら写真を撮ります。まぶしい時は薄目にしたり、暗い時は見開いたり、みたいな感じです。

F1.4、F2、F2.8、F4、F5.6、F8、F11、F16、F22、F32

絞り値は上記のようにF+数値で表され一般的にF値と呼ばれます。絞り値(F値)を変えてレンズを通る光の量を調節しながら写真を撮ります。F値を小さくすると(F1.4とか)絞りが開かれてレンズを通る光の量が多くなり、F値を大きくすると(F11とか)、絞りが絞られてレンズを通る光の量が少なくなります。

絞りの数値を小さくすると絞りが大きく開くとか、数値を大きくすると小さく開くとかがまたややこしい…

例としてF値をF4からF5.6に一段絞るとレンズを通る光の量は半分になり、センサー上に写しだされる光の量も半分になって暗くなります。

F値を変更して写真を撮るには、カメラの撮影モードはAとかAvの絞り値優先モードにするか、Mのマニュアル露出モードで撮影します。

被写界深度

F値を大きくしたり小さくしたりする事によってピントが合う範囲も変わってきます。F値を小さくするとピントの合う範囲は狭くなります。 逆に、F値を大きくするとピントの合う範囲は広くなります。ピントを合わせた位置からその前後のピントが合っているように見える範囲の事を被写界深度といいます。

F値を小さくすると背景ボケの写真が撮れ、F値を大きくすると全体にピントが合うような写真が撮れます。

手前のぬいぐるみにピント。
F2.7、SS1/25、ISO400。

【カメラ】入門4.絞り値(F値)について

奥のぬいぐるみにピント。
F2.7、SS1/25、ISO400。

【カメラ】入門4.絞り値(F値)について

全体にピント。
F8、SS1/3、ISO400。

【カメラ】入門4.絞り値(F値)について

あまりぼけてなくてわかりづらいですが(カメラのロゴを見るとボケているのがわかります)、F2.7で撮った写真は手前か奥のぬいぐるみにピントが合ってますが、F8で撮った写真は全体にピントがあっていると思います。F値が小さいとピントが合う範囲が狭く、逆にF値が大きいとピントの合う範囲が広くなります、という見本です。また、F値を大きくするとシャッタースピードが遅くなるのがわかります。

どうですか?!なんとなくわかってきましたか?

また、「絞りを1段絞る」とか「1/2段開く」とかいうのは、たとえばF4からF2.8に絞りを変えると絞りを1段開くといい開いているまぶたの広さは2倍になり明るくなります。F4からF5.6に変えると絞りを1段絞るといい開いているまぶたの広さは半分になり暗くなります。

F値が小さいほどレンズに入る光の量が多くなるのでシャッタースピードを速くする事ができます。それによって手振れや被写体振れを防ぐ事ができます。

レンズのF値はレンズによって異なり、F値の数字を小さくする事が出来るレンズほど高性能となり高額になります。F1.4とかF2.8で明るいレンズと言われる部類です。一般的なAPS-Cセンサーカメラに付いてくるキットレンズのF値は3.5から5.6あたりなので普通の明るさのレンズになります。

最後に一般的なAPS-Cセンサーカメラに付いてくるキットレンズでもう少しだけ説明します。

一眼レフカメラや一眼ミラーレスカメラの交換レンズは色々な種類があります。望遠撮影ができるズームレンズや、その逆に焦点距離が決まっていて望遠撮影ができない単焦点レンズなどさまざまな種類のレンズがあります。一般的なAPS-Cカメラを買うと付いてくるキットレンズは18mmから55mmの標準ズームと言われている望遠レンズでF値は3.5から5.6あたりだと思います(F値3.5から5.6と固定じゃないのは望遠レンズの焦点距離によって変わるからです)。で、そのF値が3.5とか5.6だったら何?!って話ですが、F値はレンズの性能差の1つなのです。キットレンズのようなF値が3.5から始まるレンズは標準レンズと呼ばれ、値段もそんなに高くありませんが、F値が1.4スタートの単焦点レンズやF2.8通し(F2.8通し=焦点距離が18mmでも55mmでもF値のスタートは2.8から)の望遠レンズなどは大口径レンズと呼ばれていて高級レンズとなります。

次回は【カメラ】入門5.シャッタースピードについてです。

参考

http://www.nikon-image.com/enjoy/phototech/manual/04/04.html


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